「決定力不足」でもゴールは奪える [読書記]
決勝トーナメント進出を決めましたね。
ドイツ大会ではゼロだったアジアからの
予選突破。次は、日本が続く番ですね。
(あ、一応サッカールーが順番では次か・・・。)
引き続き、フライトで読んだ本。
旬のうちに紹介しておかないと。
ベストセラー「4-2-3-1」を書いた杉山茂樹が
昨年末上梓した新書。
「決定力不足」を嘆かれる日本サッカー界において、
どうしたら「得点力」を向上できるのか、逆転の発想で
描いた本。
南アフリカワールドカップに向かう、シンガポールから
ヨハネスブルグのフライトの中で読了。
これを読んでから、ダーバンでのオランダ戦を
観戦したら、結構目からうろこでした。
4-1-4-1のフォーメーションでしっかりプレスをかける
姿を見ると、岡田JAPANもやればできるじゃんと。
本田の1トップも。
逆に、どうして岡ちゃんが俊輔を外したのか、
俊輔が酷く見えるのかも、よくわかりました。
右サイドハーフなのに、中に入って下がっていって、
オランダの左サイドから攻撃の起点を作らせてしまって・・・。
杉山茂樹はあちこちで岡田監督のことをぼろくそに
書いていますが、南アで戦っているサムライJAPANが
その反論吸収をしてくれているところも、
今読むと面白い。
グラサポの立場からすると、ベンゲル時代の
4-4-2がまたも取り上げられていて、こそばゆい。
2008年の4-4-2も、今年の開幕の4-3-3も
いいサッカーしていたのになぁと遠い目になることもしばしば。
ワールドカップで盛り上がっている今だからこそ、
読んでおかなきゃいけない本ですね。
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チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU 「世界最高の一戦」を読み解く (光文社新書)
- 作者: 杉山 茂樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/03/17
- メディア: 新書
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