水郷古鎮・周荘で親孝行 [旅行記(中国編)]
いよいよ、明日は2010年のJ開幕!
では、ありますが、今日は先週末のお話。
先月日本に帰った後、ヨメのお母さんが
上海に遊びに来ていました。日本で別行動だったのは、
夫婦仲が悪いというだけではなく、親を迎えにいくという
意味もあったわけで。
平日は仕事があるので、あまりお相手をできなかったんですが、
週末の土曜日に、一緒にお出かけしましょうということで、
上海近郊の水郷の街、周荘にいってきました。
上海の浦東から、チャーターした車で1時間半のドライブで到着。
ちなみに、上海近郊の水郷として結構有名なところでは
ありますが、世界遺産ではありません。
正確に言うと、1998年に世界遺産の暫定リストに登録されたまま、
正式申請がされずに放置されているということらしいです。
全福路が周荘古鎮景区の入り口。
ここの古牌楼のところで、100元のチケットを買って、
中に入ります。
古牌楼
この真ん中が、検票口。
いざ、入場です。
双橋
街中には18座の石橋がありますが、その中でも
一番有名なのがこの双橋。
左の世徳橋と直角につながる右の永安橋で双橋。
明代に建設されたものです。
この双橋の他にもいろんな橋。
青龍橋。
太平橋。
古戯台
双橋から北に路地を進むとあるのが、この古戯台。
ここで昆劇が見られます。
追加料金は要りません。
ちなみに、ここら辺の水路沿いには名物の
阿婆茶のお店が並びます。
張庁
双橋のすぐ南側にある豪邸が、張庁。
明代の中山王徐達の弟徐逵の子孫が建設した住居で、
清代に張家に売却されたもの。
立派な庭園もあります。
遊覧船
水郷の旅はやっぱり舟での水郷めぐり。
富安橋の南側が船乗り場の波止場です。
1艘100元で、8人まで乗り放題。
追加で20元出せば舟歌を歌いながら、船頭さんが
舟を漕いでくれるってことでしたが、お断りしておきました。
富安橋→太平橋→青龍橋→洪福橋→通秀橋を
順にくぐっていって、貞豊街の端に下ろされる
というのが水路巡りのコース。
船上から見る街並みもいいものです。
観光地化されてはいますが、ここで住んでいる人も
入るわけで、そんな人たちの生活の様子もうかがい知る
ことも出来ますし。
この水路は観光資源であるとともに、彼らにとっては
大切な生活用水。というわけで、おばちゃんが二人並んで
洗濯しています。ホントにきれいになるのか疑問では
ありますが。
よく見てみると、奥の方のおばちゃんは、
中国人の勝負パンツ、赤パンを洗ってますね・・・。
澄虚道院
船を下りたところが貞豊街。文化街になっていて、
昔ながらの店だとか、お土産屋だとかが並んでいます。
そんな中にあるのが、澄虚道院。
道教寺院ですが、中には胡散臭い占い師がいるので、
要注意を。勝手に占って、後から高額なお布施を
要求してきました。
無視して出てきましたが、最初に署名させれたので、
勝手にそこに払ってもいない金額を払ったことにして、
リストにされちゃうんでしょうね。
日本人も払ってるやということで、騙されちゃった人が
そのせいで出たらごめんなさい。
入場料100元払っている中で、299元のお布施なんて
ありえないでしょ。普通。
富安橋と沈庁酒家
再び富安橋まで戻ってきて、ここにて昼食。
沈庁酒家と呼ばれる橋の上に立つ建物に、
松鶴楼という蘇州の有名なレストランが入っていました。
1階に下りたらこっちの看板もかかっていました。
もちろん、メインは万三蹄。
他にも何品か頼んだんですが、量が多くて大変。
3人で、うち2人が女性だとそうなっちゃうよね。
おいしかったんですが、結構残しちゃいました。
もったいない。
沈庁
富安橋の南、沈庁酒家の南に並ぶのが沈庁。
江南の豪商沈家(瀋家)の邸宅です。
その当主沈万三の頃に一番栄え、名物万三蹄にも
その名が残っています。
もちろん水路に面したところには、船着場。
当時は水運が基本だったんでしょうね。
照壁
運転手さんと約束した時間が近づいてきたので、
来た道を戻り、出口に向かいます。
再び全福路に戻ってきました。
ここから古牌楼をくぐって、岐路につきます。
で、古牌楼のところまで戻ってきたところで、
たくさん面白いものを発見しました。
この水郷の案内板があったんですが、基本英語と日本語
表記だったんです。さすが日本人もよく来る観光名所
だよなぁと思って、見ていたら・・・。大爆笑してしまいました。
全福路とか貞豊文化街っていう固有名詞をむりやり書き下して、
日本語にして、「全体の幸運な道」だとか「忠節で豊富な
文化的な通り」って書いてあるし、
船乗り場も「喜びボートの波止場」だそうです・・・。
横に書いてある、問い合わせやクレームの電話窓口も、
何がなんだか分からないし・・・。
そして、向かいの周荘魔城というところには
こんなVサインのオブジェもあるし。
恐るべし、周荘。
旧正月期間ということで、干支の虎のランタンがいたるところに。
でも、こいつら、見れば見るほど、猫に見えてくるよね・・・。
車が乗り入れられる、全功路との交差点で運転手さんと
待ち合わせ。ここにあった万三蹄のお店の屋根には
こんなオブジェも飾ってありました。
かに道楽ならぬ、蹄道楽って感じで。
ちなみに、我々は小奇麗なレストランで万三蹄を食べましたが、
こうやって、あちこちに道端で売るお店が並んでます。
食べながら歩くというのはつらいと思うけど。
朝起きたときは、小雨が降っていて、心配したんですが、
向かう道中でちょっと降られただけ。
結局、傘を使うこともなくよかったよかった。
中国なので、すかっと晴れないのは仕方ないし。
義母と食事は何度か一緒に食事はしていますが、
一緒に遠出するのはこれが始めて。
ちょっとお近づきになれたかと思います。はい。
義母も一週間の上海滞在を通して、満足してくれて、
ヨメには「もう一生分の親孝行をしてくれたわ。
もう、死んでも大丈夫」と飛行機に乗る前に言ったとか。
縁起でもない・・・。って、無事に福岡に帰り着いてますけどね。
ちなみに、帰国したのが2月28日の日曜日。
この日は旧暦の1月15日で小正月。元宵節です。
ランタンフェスティバルや爆竹花火でも有名ですが、
旧正月を締めくくる湯円という団子汁を食べる日でもあります。
浦東空港の中華レストランで、これを食べて
今年1年の一家団欒とみんなの幸せを祈念して、
義母を見送ったのでした。
上海近郊でまだ行ったことのない水郷は他にもあります。
次はどこに行こうかな。
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