1Q84 [読書記]
ガチャピンのアジアMVPと玉ちゃんのランクル賞は
とりあえずスルーして、読んだ本のことを続けます。
今年最大のヒット作。モルジブで読み始め、
この前の沖縄往復の飛行機で読み終えました。
今更ですけどね。
ジムのインストラクターでもある若き殺し屋の青豆。
予備校講師をして生計を立てる小説家の卵、天吾。
そんなふたりが入り込んだ「こうであったかもしれない」
1Q84年を描いた近過去小説。
読み始めて感じたのは、典型的な春樹ワールドだなと
いうこと。酒と音楽とセックス。そして不思議ちゃん。
別に嫌いじゃないんだけれども、どうしてここまで
売れて騒がれるのかが分からない。
予約数がすごいってことで話題になって、みんなそれに
乗せられて買っちゃったっていうのが多いんじゃなかろうか。
どちらかと言うと、俺もその口だしね。
今まで春樹は文庫本になるのを待って読んでいたのに、
久々に単行本で小説を読んだよ。
春樹の単行本は小学生のときに読んだ「ノルウェーの森」
以来です。
書評を見ると、賛否両論あふれていますが、
それでもやっぱり読むと引き込まれてしまうのが
春樹のうまいところ。
BOOK2のあの終わり方で、完結させて、
それはそれでありだと思うんだけれども、
続編のBOOK3が来年に出されるっていう話。
きっと、読んだ誰もがそれぞれの天吾と青豆のその後を
思い描いているだろうから、どんな続け方にしても、
そのギャップで文句は出るだろうね。
上下巻じゃなくて、BOOK1、BOOK2ってなっていたことで、
さもありなんとは思っていましたが、ちょっと商業主義に
走っているようで、なんだか嫌ですね。
なんてことを言いながら、あんなに1,2を読んだ人が
いるわけだから、BOOK3も売れちゃうんでしょうけど。
って、俺もきっと買っちゃうだろうし。
BOOK3は来年の夏に刊行予定ってことだから、
それまでに、下敷きになっているというオーウェルの
「1984年」も読んでおこうと思います。
この前、しっかり買ってきてあるので。
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バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ
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