「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い [読書記]
ホントは早く北京旅行記を書きたいんですが、
新しいカメラで撮った写真の整理が終わってません。
なんだかソフトを入れたりして。
で、仕方がないので、例によって先に読んだ本を書きますね。
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
- 作者: 山田 真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 新書
「食い逃げされてもバイトは雇うな」の続編。
(上)と銘打っておいて、(下)では、なんと
「大間違い」とのたまうか。
2月に出ているのは知っていながら、買ってなかったんですが、
5月に帰った際に、他にもいろいろ買った勢いで、
買って帰ってきました。新書コーナーに立ち入っちゃったので。
前作では「数字を使いこなす」ことを説いていたのに対し、
本作では「数字に騙されない」ことに力点を置いて書かれています。
当然といえば、当然ですよね。
誰かが、数字を使って、効果的に相手に訴えかけても、
その裏に残されている本質的なものは変わらないわけです。
宝くじが日本一当たる売り場は日本一売れている売り場なわけで、
確率としては、一緒なわけです。
山田真哉が上下巻2冊に分けて、間をおきながら言いたかったことは、
数字を効果的に使いながらも、その裏に隠された本質的な意味を捉え、
複数の視点を持つこと。そういうことでしょうね。
だとすると、前作のときにうちの総経理が言った、
「当たり前のことを書いているだけ」という言葉は、
やっぱり当てはまるかなとも思ったりして。
でも、まあ、そんな当たり前のことを簡単な言葉で
新書にまとめているっていうことで、評価に値するんでしょうね。
筆者の狙い通り、読了にはだいたい1時間半くらい。
2時間くらいの上海→北京のフライトにはお手ごろです。
もっとも、離陸待ちで結構読み進み、途中から次の本を
読み出したんですけど。
サラリーマンの出張の暇つぶしにはいいですね。
「上巻」はこちら↓
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