皇帝が祈りを捧げた天壇 2008/4/6 その1 [旅行記(中国編)]
他にも書きたいネタはたくさんあるので、
さっさと書き終えますね。
北京旅行記の3日目です。
ここからの続きです。
初日快晴、2日目薄靄と来て、3日目の天気予報は雨。
事前の天気予報では、この期間雨はないってことだったけど、
ちょっと変わってきたみたい。
朝出かけたタイミングでは、厚い雲に空が覆われているものの、
まだ降り出していない。このまま降らないでくれと思いながら、
出発です。
向かう先はまたしても世界遺産、天壇公園です。
天壇とは、北京外城にあり、明・清代に皇帝が天に
五穀豊穣を祈った場所。
満州族の征服王朝であった清朝においても、
大多数を占める漢族の支配を続けるために、
明朝の儀式を継続して、ここで祈りを捧げ続けた。
今では、その祭祀の場所を中心に公園として整備され、
市民の憩いの場として公開されている。
東門から入って、七十二長廊を歩いてみると、
そこには何組のもグループがずらり。
何してるのかなと思ってみてみると、
トランプだったり、麻雀だったり、将棋だったり。
みんな思い思いの週末を過ごしています。
もちろん、中国の週末の公園といえば、
太極拳を楽しむ人たち。
ここ天壇公園にもそんな人たちはいましたよ。
上海の魯迅公園でも見たりしますが、
水習字をしているおじさんにも会えたりします。
公園の中に、祭祀のための建物が点在し、
3箇所の施設が別料金で公開されています。
そこを順番に回っていきます。
まず最初に祈年殿。
正月に豊作を祈念した場所がここ。
瑠璃瓦の3層構造の建物は、北京を象徴する
建物のひとつで、いろんなところでその映像が
使われていたりします。
青空がバックだったらもっときれいだろうなって
ちょっと残念な気もしたりする。
中は立ち入り禁止で、外から眺めるだけです。
祈年殿をあとにして、丹陸橋を南に歩くころには、
雨もそろそろ振り出してきました。
太極拳をしている人たちも、
木の下で雨を避けながら、それでも続けています。
次なる祈りの施設は皇穹宇。
祭祀の際に皇祖の位牌を置いた場所です。
ここの両サイドには神々の位牌を置く
配殿も並びます。
月の神だったり、北斗七星の神だったり。
ここ皇穹宇の特徴はその周りを囲む円形の壁。
回音壁と呼ばれ、音が反響してくること。
音まで伝えきれないのが残念ですね。
そして、最後が園丘。
さあって時に・・・。
デジカメのバッテリー切れ。
薄暗いからって、ガイドさんが俺らのスナップ写真を
撮るときにフラッシュ強制にしていたのが効いたみたいですね。
というわけで、ここからはケータイでの写真になります。
ここ園丘は石造りの3層の壇。
皇帝が直接神に祈りを捧げる場所で、
毎年冬至の日に、ここで1年の報告をした。
祈りを捧げるのはこの円の中心。
みんなそこに立って記念撮影しています。
俺もヨメのカメラで記念撮影しましたよ。
天壇公園を出るころには、雨は小降りになってきた。
あと少し、持ってくれ。
俺が天に捧げた祈りは、てるてる坊主に願えば
いいような祈りでした。
もう少し、次の記事へと続きます。
以前北京に行ったのでとても懐かしい感じがしました。
北京の(中国全体かもしれませんが)公園って、
お年寄りが多いですねよ。
特に何をするわけでもなく、
仲間とお茶したりマージャンしてたり…
ガイドさんから聞いたところによると、
一定の年齢に達すると公園の入場料がただになるらしく
みんな集まってくるらしいですが、
ほほえましい気持ちになりました♪
by あんちょび (2008-05-08 00:37)
>あんちょびさん
コメントありがとうございます。
あんちょびさんもいろいろ旅行に行かれているんですね。
天壇公園も高齢者は無料で入場できるそうです。
各地の公園がそんな人ばっかりですよね。
by Teddy (2008-05-08 03:11)