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再び上海万博に行ってきた 5月30日 サウジアラビア館編 [上海万博 2010 世博会]

まだまだ先週末の話です。
携帯からの投稿でも書いていましたが、日曜日に
また、万博に行ってきました。

ホントは早起きして出かける予定があったのですが、
それがキャンセルになったので、それなら行ってしまえ
ということで。

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今回のターゲットはサウジアラビア館。
なんだか最長8時間待ちとかになっていて、今回の万博で
待ち時間が長いパビリオンの一つ。
でも、周りに行ったことがある人がいなかったので、
どんな魅力があるのかよく分からず、ヨメは噂で、
おいしい食べ物ももらえるから人気らしいなんて聞いてくるし。
で、その真相を確かめるべくの、潜入レポートです。

DSCN1056.JPG

入場は前回同様に、東昌路水門から。
ほぼ同じ時間に到着したんですが、2週間前と比べると、
待ちの列が2倍くらいになっていました。
というわけで、もちろん中国館の予約券はもらえず。
なおさら、サウジ館に集中することとあいなりました。

DSCN1058.JPG

煙突温度計が示す気温は21度。
9時でこの気温だから、先が思いやられます。

8時半の最初の船には乗れなくて、40分初の2台目の
船で会場へ。9時10分過ぎに会場着となりました。

DSCN1059.JPG

今回は、浦東Aゾーンのサウジ館がターゲットなので、
浦西の埠頭で船を下りた後、すぐに浦東会場行きの
船待ちの列に。

どうやら、外の水門からの船が着いた後に、渡し舟が
運行するようです。1艘目の船に乗れても結果一緒だった
かもしれません。
結局、浦東の外国間エリアに着いたのは9時半ちょっと
前となりました。

【日本館】 ※入場せず

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船を下りて、まっすぐサウジ館に行けばよかったんですが、
日本館の様子も気になったので、ちょっとだけ回り道。

DSCN1062.JPG

今度ヨメと一緒に早起きして来ようという話をしていますが、
こちらも朝からしっかり長蛇の列となっていたので、
ちょっとぞっとしたりして。

【韓国館】 ※入場せず

DSCN1064.JPG

隣りの韓国館は、比較的列が短かったです。
朝一の段階では。

【サウジアラビア館】

そして、いよいよサウジ館の前に到着。
でも、しっかり柵で列が作られていて、パビリオンの前から
ずらっと遠くまで列が続いています。
途中切れているところがあったので、ここかなとおもったら、
3列に並ばせて順番に進ませているだけで、そこが最後尾じゃ
なかったんですね。

DSCN1067.JPG

そして、たどり着いたのが列の最後尾。
隣りのインド館の前も過ぎ、高架歩道の下まで続いて
いました。

ここに書かれているのが、「待ち時間7時間前後」。
列に並んだのが9時半。だとすると、入れるのは
16時半ですか・・・。一瞬、あきらめて帰ろうかと
思ったんですが、今更別のパビリオンに並び直しても、
一緒だしと思って、そのまま並ぶことにしました。

で、次の瞬間に思ったのが、水分補給。
ゲートのセキュリティーチェックでは飲み物持込不可
なので、何も持ってはいってきていません。
入場してから、走ってここまで来たので、途中で
買ってもいないし。
夕方まで飲まなかったら、間違いなく脱水症状か
熱射病で倒れるなと、不安になったその時に、
ふと列の前を見たら、ありました。

DSCN1068.JPG

飲み物の屋台が。
乳製品大手の伊利です。
ローカルの牛乳とかヨーグルトはお腹壊すといけないので、
あまり飲んでいなかったのですが、飲まずに倒れるのと
どっちがいいかなぁなんて、ちょっと悩みました。

DSCN1069.JPG

でも、そのちょっと先にコカ・コーラの屋台も出ていたので、
こちらでお買い上げ。水とジュースを買いました。

DSCN1070.JPG

隣りのインド館を眺めながら、うねうねぐるぐる歩かされ、
ひたすら待ちを続けます。

DSCN1072.JPG

1時間くらいすると、屋根のある待ち列の場所にたどり着き、
多少は楽にはなりましたけど。

DSCN1073.JPG

でも、下を見ると、例によって「文明の落し物」だらけ。
街中で掃除夫という業種がまだ普通に残っているだけに、
そこらへんにごみを捨てることにまったく罪悪感が
ないんでしょうね。中国人。
お昼近くになってきて、みんな持ってきたものを食べては
ごみを捨て、食べては捨て、って感じです。

3列に分かれて、順番に進めているところでは、
列の間の柵を乗り越えて、少しでも進んでいる列に
車線変更しまくる人もいたりして、素直に待っている
俺もいらいらしたり。
まあ、さすがに2時間くらい待って屋根付きのところに
来た時には、これまで待ってきたことに意識が出来て
いるからだろうけど、柵を越えようとする人がいると、
どこからともなく叱責する声が上がり、柵越えは
出来なくなっていましたけどね。

但し、人の前にスペースがあれば、どんどん詰めてくる
中国人なので、割り込んだ、抜かしただの、
怒鳴りあう光景は幾度となく見ましたが。
気弱な俺は、おばちゃん集団に、ポジションを奪われ、
しっかり抜かされていきました。いやいや、あの体の
入れ方は立派です・・・。

DSCN1074.JPG

話がそれました。屋根のあるところまで来ると、ここの
往復で約1時間。「あと3時間」の紙から、「あと2時間」の
紙までホントにちょうど1時間でしたね。

DSCN1076.JPG

そこから更に1時間待って、いよいよ一番端まで
やってきました。まあ、ここからもまだ長いんですが。

DSCN1079.JPG

端まで来て、見えたから分かったんですが、パビリオン前には
小さなステージがあって、ターバンを巻いたお兄さんたちが、
アラブな音楽を演奏して、待ちくたびれた客の心を
癒してくれようとしています。
俺個人的には、アラブなサッカーのサポーターの人たちの
応援の音楽をイメージして、安らぐことはなかったですが。

DSCN1083.JPG

いよいよパビリオンの外周にたどり着くと、
そこには砂漠をイメージしたオブジェがあったり、

DSCN1084.JPG

オアシスを思わせる、流水になっていたりと、
ここまで待った甲斐があったなと、多少は思えてきました。

DSCN1097.JPG

入る直前に、こんな張り紙発見。
心臓病や高血圧の人はめまいの原因になるから、
気をつけろだと。
俺は関係ないからいいけれど、ここまで待って、
あきらめられないよね。

DSCN1098.JPG

アラブの王様に扮した海宝に誘われ、
いよいよサウジアラビア館に入場です。

この時、時刻は13時40分。結局は4時間10分待ちでした。

ここから潜入レポでネタばれです。
フラッシュ禁止なだけで、写真撮影禁止ではなかったので、
そのままお伝えします。

DSCN1099.JPG

外から見ると丼型のサウジ館。
中に入ると、スロープをぐるぐる回って上っていきます。

DSCN1100.JPG

ちなみに、カーテンを隔てて、内側のスロープが
下り用です。

DSCN1101.JPG

壁面には、モニターが並んでいて、アラブっぽい
おじさんが観客に対して語りかけています。

DSCN1102.JPG

もう少し、上まで登るのかなと思った途中のとこで、
スロープから部屋に入れられます。
下を見ると動く歩道のようになっています。
どうやら、サウジ館はこれに乗って、順番に映像を
見ていくシアター系のパビリオンだったってことですね。
動く歩道のスピードが決まっているから、キャパが
固定で、捌ける人数が決まってるわけですよ。

DSCN1103.JPG

映像は2部構成。
最初はサウジの紹介っぽい映像。

DSCN1104.JPG

アラブの王様が出てきたり、

DSCN1105.JPG

サウジと中国の関係を謳った映像が出てきたり、

DSCN1108.JPG

サウジの人々や、いろんな技術がすごいんだよという
映像が続きます。

DSCN1113.JPG

別に専用の眼鏡をかけているわけではないですが、
3D映像だったような気がします。

DSCN1115.JPG

そして、エアカーテンを抜けると、球状のシアター。

DSCN1120.JPG

砂漠とオアシスの映像だったり、

DSCN1122.JPG

幾何学的な映像だったり、

DSCN1125.JPG

海中の映像だったり。

まあ、確かにきれいな映像ショーではあったんですが、
7時間も8時間も待ってみるようなものか?
というのが正直な感想。
4時間待ちでもぎりですね。はい。

ホントはもう1フロア上に別の展示スペースが
あったようなんですが、公開されていませんでした。
人気パビリオンになっちゃて、収拾がつかなく
なっちゃったからですかね。

DSCN1127.JPG

真ん中は吹き抜けになっていて、天上は天窓に
なっています。

再びスロープを下っていたら、1箇所だけ、
上りのスロープとつながっている場所がありました。

DSCN1128.JPG

もちろん、通常は通行不可になっているんですが、
ここを越えて、またシアターに戻っていく人が
後を絶たないようですね。
ロープが壊れちゃっていますもの。

DSCN1130.JPG

そして、1階から出口へ。
結局、ステキな食べ物のなんてもらえませんでしたね。
飲み物すら。

DSCN1081.JPG

パスポートにスタンプを押して、外に出ると、
また聞こえてくるのがアラブの音楽。

DSCN1132.JPG

ステージで歌っていたお兄さんたちが、ハンドマイク
片手に、パビリオン前の路地でパフォーマンスしている
所でした。でも、これ以上別に客寄せなんてする必要も
ないだろうに・・・。

外に出てから、裏に回ってみましたが、
裏側にももう一つの列が出来てきました。

DSCN1134.JPG

よく見ると、この人たち、みんな車椅子。

DSCN1135.JPG

車椅子用の優先入場口だったんですね。
思い起こすと、待っているときに、裏側で係員と揉めている
おじさんもいたなぁと。

DSCN1087.JPG

聞いた話だと、車椅子だと優先になるからと、
車椅子に乗る必要もない人まで車椅子で来たり、
付き添いがたくさんついて来たりと、ちょっとした
問題にもなっているようですね。いろんなパビリオンで。

4時間も待って、途中に思ったのは、愛知万博の時の
ような、時間指定の整理券を配ってくれた方が
楽なのにということ。
中国人に密着されながら、待つ時間は結構苦痛
でしたから。

DSCN1136.JPG

裏側にはこうやって予約機が設置されていたんですが、
張り紙して使用されていませんでした。
管理しきれないから、列に並ばせる方が目に見えて
一番楽だってことなんでしょうかね。

DSCN1142.JPG

再び正面に回ったら、この時点での待ち時間は5時間。
うーん。さすがに8時間はおかしなピークだったんでしょうね。
そんなに待つほどのところじゃないよといいたいところですが、
どうせ他のパビリオンも待つことになるわけだし、
どういう判断をするのが賢いのか。

夕方まで待つことを覚悟した中で、2時過ぎに出て来れたので、
もう少し他のパビリオンを回ってから帰ることにしました。
折角来たのでね。

続きはこちらです。



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