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最初のピラミッド式寺院 バコン遺跡 【ロリュオス遺跡群 2009/1/30】 [旅行記]

明日のACL準々決勝第2戦が気になってはいるのですが、
アンコールワット旅行記を書き上げないと。
次の旅行も迫っていると言うのにね。

これが、この旅、最後の遺跡巡りです。

プリア・コーの南側、大きな環濠を周囲にめぐらせた
最初のピラミッド式寺院、バコン遺跡です。

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881年にインドラヴァルマン一世によって築かれた
ヒンドゥー教の寺院で、最初のピラミッド型寺院。
アンコール・ワットやバイヨン同様にメール山を模していて、
そのルーツとなっています。

バコン 【ロリュオス遺跡群】

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東塔門から境内に入り、参道を歩くと目に入るのが、
大きな環濠。一度は枯れていたそうですが、今では
再び水を蓄えて、往時の姿を見せてくれています。
アンコールワット並みの環濠です。

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そして、その環濠にかかる参道の両脇にはナーガの欄干。
これまたアンコールワットでもおなじみの光景ではありますが、
ここバコン遺跡が最古のものだとか。

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参道脇の経蔵とかであったと思われる建物は
未修復のまま。これはこれで味わいがあって
好きだったりもします。

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そして、中央にそびえ立つのが5層の基壇の上に
立つ中央祠堂。
最下層がナーガの世界、続いてガルーダの世界、
夜叉の世界、羅刹の世界、そして神の世界と
それぞれの層には意味があるという。

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その手前にはナンディン像がありますが、既に
牛の形はしていません。

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ちなみに隣に立つ男がガイド氏です。

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石の段を一歩一歩踏みしめて、神の世界へと
近づいていきます。

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各層の角には象の像が置かれています。
南東の象は比較的象の形をしているのですが、
北東の象は、もうなんだかよく分からない形に
なっています。

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それぞれの基壇の側面にはかつて美しい彫刻が
施されていたはずです。
ほとんどが風化して、かすかにアプサラの天女の舞を
感じ取ることが出来るくらい。

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でも、第5層の南側のこのレリーフだけは
阿修羅の彫刻がしっかりと残っています。
それだけに、後世で掘られたものではないかと言う説が
有力らしいですけど。

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そしてそのてっぺんには中央祠堂。
基壇のピラミッドに比べて一回り小さくバランスが悪いので、
これも後世に修復されたものだという説が有力だそうです。

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中央祠堂の周りには小さな祠が12個ありました。
12個あるものといえば、十二支です。
それぞれの干支の守り神が祀られています。

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ここが卯年の守り神。

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でも、西側の祠は崩れてしまっていました。
何年なんでしょうね。可愛そうに。

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北西角の象の像。
顔が崩れて何の動物だかよく分かりません。

ガイドさんが、ここから写真を撮りましょうといって、
カメラを持っていったのはいいんですが、
なんと一番下まで降りていってしまいました。
全体が入って分かりやすいからと。

で、その写真がこれ。

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旅行の記念写真で、風景と人物を両方写そうとして、
結局何がなんだか分からない写真の典型写真を
みているようです。おまけに逆光だしさ。
一応、中央祠堂の左下、象の像と思しき岩の両サイドに
立っているのが俺とヨメです。

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西側の階段を下りてきたんですが、第1層まで降りてきて、
楼門のところで振り返った時の写真がこれ。

破風の隙間から、まるで額縁にはめ込まれた絵のような
中央祠堂を拝むことが出来ます。

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偶然なのか、恣意的な設計なのか興味がそそられます。

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ここで栄えたアンコール王朝が、後にその都を
アンコール・ワット、アンコール・トムに移す。
日本で言うところの、京都と奈良の関係になる
ロリュオス遺跡。
ここで、古都の中の古都に触れることができました。

このあとは、この近くで寄り道してから帰ります。

旅行全体のまとめ記事はこちら↓。
2009春節 アンコールワット3泊5日の旅



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