チェンジリング [映画観賞記]
今日がいよいよ上海国際映画祭の最終日。
いままで日本映画を見てきていましたが、
最後は洋画も見てみようかと。
アカデミー賞にもいろいろノミネートされていて、
気になっていたこの映画です。
中国語で調包嬰児。原題がChangeling。
日本題、チェンジリングです。
電話交換局で働くシングルマザー。
ある週末、休日出勤から帰ってみると、
息子が行方不明になっていた。
5ヵ月後、「息子」が帰ってくるが、それは別人だった。
真実を求める母親が堕落したロス市警と闘う。
クリント・イーストウッド監督作品。
これが事実を基にした映画ということでも
胸を打たれる思いがします。
行方不明の子供を替え玉で解決しようとした
ロス市警の姿勢にも、その裏で起こった
農場での出来事も。
1930年前後という設定もありますが、
あの美しいアンジーが、母親の苦悩を演じる中で、
しっかりと老け込んだりと、いい味だしています。
結局オスカーを取れなかった作品ではありますが、
何かもらってもよかったのになと思う気もします。
涙腺のゆるい人は、ハンカチ、いやタオル必携の
映画です。
ちなみに、この映画は濾北電影院という上海の北の外れの
映画館で見ました。
今まではシネコンチックなところで見たんですが、
今日は完全に田舎の映画館っていう感じそのままの場所。
見に来た層もその周辺の人たちが娯楽を求めて見に来たって
感じで、子供連れもちらほら。
でも、この映画、子供には難しいでしょう。
案の定、途中で騒ぎ出して係員に注意されてみたり。
そもそも、映画の最中で携帯で話したり、私語したりと
中国人の映画鑑賞のマナーそのものがよくないんですけどね。
これにて、今年の上海国際映画祭はおしまい。
その気になれば、安くDVDが手に入る上海ではありますが、
やっぱり映画館で映画を見るっていいですね。
来年はどんな映画がやってきますやら。
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