休暇 (婚暇) [映画観賞記]
昨日はもう1本映画を見ました。
場所を変え、地下鉄1号線に乗って、上海南駅よりも
更に南の蓮花路まで行って。
ここで見たのが、婚暇。原題:休暇です。
・公式サイト
・Yahoo!映画
子連れの女と結婚することとなった中年刑務官平井。
新婚旅行のために1週間の休みをもらうこととなったのは、
死刑執行の「支え役」だった。
刑務官としての平井、夫そして父になろうとする平井の
姿を通して、幸せとは何か、そして命の尊さを問いかける。
冒頭のシーンは新婚旅行の電車の中のシーン。
あまりにもよそよそしいから、これがその新婚旅行の
場面だとは気づかなかった。
死刑執行の日をクライマックスに、その前の葛藤、
その後の旅行のシーンを時間軸を混ぜながら、
見せているので、人々の心の中の思いの複雑さが
より盛り上がって感じられる。
要所要所で出てくる、蟻の姿も印象的。
刑務所では殺されなかった蟻が、旅館ではいとも簡単に、
殺されちゃうし。
ぎらぎらした小林薫もいいですが、こういったいけてない
オヤジを演じさせても味が出ますね。
いかにも映画祭向けの、考えさせされる映画でした。
今回、アジア新人賞にノミネートされています。
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