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中秋節 九寨溝・黄龍の旅 2008/9/13 [旅行記(中国編)]

もうすぐ秋も終わり、冬になると言うのに、
秋の旅行記が書けていませんでした。
ちょっと急いで書いていきます。

中国に来て、一番行ってみたいと思っていたところが
世界遺産の九寨溝。
漠然と中国旅行のパンフレットとかで写真を見て、
綺麗だなと思っていたり、中国各地を巡った上司に
行っとけと言われてみたり、大学の先輩が実際九寨溝
旅行に行って、その帰りに上海に寄って話を聞いたり。

難点は、ここが遠いと言うこと。四川省の山の中なので
たどり着くまでに時間が掛かる。おまけに高地なので
空気も薄いときた。
子連れで行った人の話を聞いたりすると、子供が生まれる
までの二人の間に行ったほうがいいよなと思っていたんです。

水が豊富な秋がいいよと言われて、考え初めていた
今年の5月12日。四川大地震の発生。
もちろん、それから九寨溝も閉鎖となりました。

やっぱり今年は無理か、子作りが先かなんて、
思っていた8月に、9月から観光再開の話を聞きました。
もう、国慶節はヨーロッパに行くことを決めていたので、
中秋節で2泊3日で行くことを即決しました。
普通は3泊4日でパンダ基地見学とかも着いたツアーが
一般的なんですが、九寨溝と黄龍だけならばどうやら
2泊3日でなんとかいけるようなのです。

9月13日は俺の誕生日ですが、自分への誕生日
プレゼントは九寨溝の自然美に決まりました。

DSCN2932.JPG

出発前日の夜は、9月12日生まれのスタッフとの
合同誕生日会。
飲み屋で日付が変わり33歳の誕生日を迎えました。

2時くらいまで飲んでいたのに、フライトは8時。
家を6時に出ないといけません。
完全に寝不足かつ二日酔いのままでこの旅スタートです。

台風の直撃も予想されたんですが、その影響もなく、
中国国際航空CA1947便にて、まずは成都へ。
四川省の観光はここが起点となります。
もちろん、四川大地震でよく名を聞いたところですが、
以前読んだワイルド・スワンの舞台の一つでも
あったよななんて感慨に浸ったりもしてました。

Image099.jpg

そして、ここでトラブル勃発です。
上海の旅行会社からもらった案内書ではここ成都空港で
ツアーガイドさんと合流するってことになってます。
到着ロビーに行っても、それらしき人がいないんです。
乗り継ぎ便まで時間があるからいいかと思っていても、
一向に現れない。
不安に思って、知らされている携帯電話に電話してみると、
果たして、九寨黄龍空港で待ってますよとのこと。
おいおい。しっかり連携取っといてくれよ。

Image100.jpg

そして、トラブルは続きます。
次の九寨黄龍空港行きのフライトは、
3U8607便。3Uって何だよって思ったら、
四川航空だそうです。
で、四川航空のカウンターに行ったら、
チケットを発券してくれない。
その代わりに、あっちに行けと遠くを指指される。

どうやら、四川省内と四川省から独立した重慶行きの
フライトはかつて国際線ターミナルとして使ってた、
別の棟から発着しているとのことで、
そこに行かないといけないらしい。

仕方がないので、キャリーバック転がして、
そこまで500mくらいの移動です。
結局、中ではつながってるみたいなんですけどね・・・。

2122741

そんなこんなで成都での待ち時間2時間半を
有意義に過ごさせてもらいました。

成都双流国際空港

そして、初めて乗る四川航空でしたが、
無事に45分程度のフライトで、目的地の
九寨黄龍空港に到着です。

DSC00723.JPG

ちなみに、この空港、九寨溝が92年に世界遺産に登録されて
観光客が押し寄せてくるようになってから、そのアクセスの
ために2003年に開港。
その高さ、なんと海抜3500メートルです。
当然、気温も今までとは断然と違います。
荷物から、上着を一枚取り出して着込んでから
到着ロビーへ出た程です。

九寨黄龍空港

ここで、日本語ガイドの鐘さんと合流。
車に乗って、九寨溝に向かいます。

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九寨溝に着くまでの車窓から見える風景は、
四川の岩山とその合間に点在する蔵族
(チベット族)の集落。

2122743

彼らは牛だとかヤクを放牧して生計を立てているので、
周りの緑地はその放牧地。
時々、道にもこんにちわしてきたり。

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道中、ガイドさんが四川や九寨溝にまつわる
いろんなことをお話してくれていたんですが、
やっぱり寝ていない二日酔いの身体には、
暖房の効いた車の振動は格好のゆりかごで、
気がついたら、しっかり寝てました。

突然、車が止まったなと感じ、目を開けてみると、
なんと公安の検問です。
パスポートを提示して、通行許可を待ちます。

そういえば、5月の地震の前までは、
チベット問題で大騒ぎだったことを思い出しました。

2122745

無事に、検問を通過し、その次に待っていたのが、
九道拐です。

九道拐


九寨溝観光のために切り開かれたであろう、この道。
九つの大きなカーブを曲がり、山道を下っていきます。

2122746

九道拐を越え、山あいの集落にたどり着いたら、
それが九寨溝の集落のはずれ。
ホテルに到着です。

2123736

九寨溝格桑賓館

ホテルの周りを歩いてみると、そこには
チベット族のお店が並びます。

2123738

冬虫夏草だとか、「牛毛」(ヤク)の肉の店だったり。

2123740

鳥が紐でつながれて店頭にいたのには
驚きましたけど。

2123741

それにしても、中国って国土は広いです。
沿岸部は台風直撃かって雲に覆われていたのに、
内陸の九寨溝はさわやかな青空。

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黄浦江の濁った水を見慣れていますが、
ここを流れる小川の水も澄んでいます。

2123743

川沿いにはマニ車があったりで、
チベット族の風習を感じさせます。

2123907

何気ないところなんですが、幟もはためき、
神聖な雰囲気をかもし出します。

2123908

ちなみに、幟の文字は漢字ではなく、
チベット文字。

2123909

近くにあった銀行も漢字とチベット文字併記です。

2123910

もう少し歩いたところにあった建物。
正面が公安で裏が裁判所。
権力集中してますが、いいんでしょうか。
そこがやっぱり中国なんだよな・・・。

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そんなこんなで、俺の33回目の誕生日は移動ばかりで終了。
翌日からの観光に備えます。

2123913

ちなみに、この日の夕食はホテルのレストランで。
ガイドさんが辛いのと辛くないのとどちらがいいですかと
聞いてくる。やはり、本場四川だけに、辛いのは辛すぎるから、
気を使って聞いてくれているのかなと思ったんので、
辛くないのにしてくださいって答えたんですね。
普通、同じ料理の中での味の調整をしてくれるのかなと
思うじゃないですか・・・。
でも、出てきた料理はほとんど味のない料理ばかり。
メニューの中から、薄味料理を選んでくれたみたい。
日本人の口に絶対あわないようなステキな味付けの。

学習しました。ご当地料理は現地の人が食べているものが、
一番おいしいはずだと。
四川に行けば、素直に麻辣味の料理を食べるべきだと。

九寨溝入り口

つづきはこちら

【リアルタイムの日記】
成都
九寨溝に到着です。



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飛騨の忍者 ぼぼ影

中国らしい風景が続きますね。

by 飛騨の忍者 ぼぼ影 (2008-11-30 10:20) 

Teddy

>飛騨の忍者 ほぼ影さん
書きっぱなしですいません。
さっさと本文書き上げますね。
by Teddy (2009-01-17 12:16) 

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