自虐の詩 [映画観賞記]
今週末も上海国際映画祭です。
昨日は一気に3本見ちゃいました。
順番に書いてきますね。
最初に見たのがこちらです。
自虐的詩。
オリジナルのタイトルは「自虐の詩」です。
(Yahoo!映画)
子供の頃からついてないヒロインの幸江と、
ちゃぶ台をひっくり返すしか芸のない元・やくざのイサオ。
この二人を通して、人生の幸と不幸のさまざまな側面を
描く涙も流せる人生コメディ。
これで中谷美紀は日本アカデミー賞取ってるんだね。
それは納得できます。懐の広さを感じます。
ちょいブスの薄幸の女といえば、坂井真紀という
印象がありましたが、綺麗系の女優である中谷美紀が
演じきるなんて。
イサオを演じる阿部寛もいいですね。
トレンディドラマでいい男を演じていた阿部寛も
いまでは日本屈指の3枚目俳優になっちゃいましたね。
堤幸彦監督の使い方もうまいのかな。
先週も書きましたが、日本の映画は日本語音声で英語の字幕。
そして、スクリーンの下に電光掲示板を置いて中国語の
字幕を出しています。
その中国語の字幕をみてると時々あれっ?いうところも。
その最たる例が幸江(ゆきえ)の名前。
「幸江」という名前なのに、ずっと不幸だったという皮肉もこめて、
命名されているのにもかかわらず、中国語の字幕には、
「由紀恵」。うーん。仲間由紀恵とかで、「ゆきえ」っていう
読みを伝えるにはこれがいいかもしれないけど、
もともとの意味が通じないじゃん。残念。
イサオちゃんのちゃぶ台ひっくり返しを見ていると、
俺もやってみたいなと思いましたが、
きっと自分で後片付けをさせられそうな気がするので、
やめておきます。
原作はこちら↓
ノベライズ版がこちらです。↓
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