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阿Q正伝・狂人日記 [読書記]

旅行記もなかなか書けていませんでしたが、
読書記もたまってますね。
今年になってから、飛行機も結構乗ってるので、
それなりに本を読んでいますが。

まずはこの本から。

阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊) (岩波文庫)

阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊) (岩波文庫)

  • 作者: 魯 迅
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: 文庫

去年、魯迅公園だとか魯迅博物館に行って以来、
読まなきゃと思っていた魯迅。
国慶節で日本に帰ったときに、ヨメが買ってきていました。

魯迅の最初の作品集である『吶喊』(とっかん)をそのまま
再現した短編集。
冒頭の「自序」を含めて15作品が収められています。

中国近代文学の父と呼ばれる魯迅が、20世紀初頭、
清代末期から中華民国の時代までの、中国人民の
苦悩を皮肉も交えて描いています。
どこかで感じたことのある雰囲気だなと思ったら、
日本の明治の文豪、夏目漱石と会い通じるところが
あるように思えます。
古い価値観と新しい価値観の狭間の中で揺れ動き、
世を憂う心。

代表作である「阿Q正伝」だとかは入っているのですが、
日本にもゆかりの深い「藤野先生」は収録されていません。
別の文庫には入っているみたいですが。
機会があったら、読んでみたいですね。


タグ:魯迅
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