ふたたび一人で北京へ 2008/6/7 その1 [旅行記(中国編)]
そろそろ書かないと、ネタを忘れてしまいます。
6月頭の3連休にふたたび北京に行きました。
今年から休みになった端午節。
どこか別のところでもよかったのだけれども、
ヨメが一人で実家に帰ってしまったので、
今まで行ったことのある街から。
だって、ヨメも行きたそうな場所に一人で行っちゃうと、
あとで文句を言われるかもしれないからね。
というわけで、4月の3連休に続いての北京旅行。
前回は旅行会社のガイドさんに着いて回った旅でしたが、
今度は一人旅。
前回、見れなかったところを中心に、気ままに回って
みたいと思います。
天気も心配されたけど、北京はうす曇。
今回は迎えの車なんてないので、空港バスに乗って、
市内に向かいました。運賃16元です。
北京駅行きに乗りましたが、停まるのはホントの駅前ではなくて、
少し、南にずれたところ。そして、そのまま最初の観光スタートです。
その場所は明城墻遺址公園。
前回の旅行の際に、この前を通った時に、
ガイドさんに明の頃の城壁がそのまま残ってますよって
言ったものだから、行きたいなと思っていたところです。
紫禁城・故宮を中心とした北京の街。
紫禁城の城壁だけでなく城市を囲む壁があります。
その多くが壊されたのですが、ここだけが明代からの
ままで残されています。
実際は以後何度か補修もされているようで、
完全に角の取れたブロックの中に、新しい
ブロックが混ざっているような姿も見ることが出来ます。
今では城壁の前が公園として整備されており、
市民の憩いの場となっています。
花壇ではなんか見たことある形だなと思ったら、
北京オリンピックのマークなんですね。これ。
ぶらっと一回りで小一時間。
昼時になったので、昼食です。
中国で一人で飯を食う時はやっぱり困ります。
大皿料理が基本だから。
なので、この日は吉野家。北京駅前に何店舗か
あるんでるよね。そこで牛肉飯こと牛丼を食べて
腹ごしらえ。生卵がないのが悲しいところです。
今回も北京駅前のホテルなので、
チェックインして、荷物を軽くしてから、ふたたび観光です。
午後の観光は地下鉄に乗って。
北京站駅から地下鉄2号線に乗ります。
北京の地下鉄はどこまで乗っても同一線内なら料金は
2元均一。それなので、窓口で紙の切符を買って入ります。
でも、それもこれまで。
この3連休の最終日、6月9日からICカード式の
自動改札に変わるんですよね。
最初の地下鉄が最後の紙の切符です。
もちろん、自動改札は設置済み。
その横を素通りしていきます。
券売機もありますが、OUT OF SERVICEです。
二駅乗って、降りたのが前門駅。
そこから地上に出てみると、北京の浅草とも呼ばる、
かつての繁華街、前門大街と大柵欄が工事中で閉鎖
されていました。
ここに北京ダックの全聚徳があって、アヒルの人形が
店頭においてあるっていうので、見に行こうと思っていたんですが。
気を取り直して、振り返るとそこにそびえ立つのが
前門です。
正しくは正陽門と呼ばれるこの門。
北京の内城を囲む城壁に設置された城門で、
天安門広場の南側に位置します。
先に訪れた明城墻遺址公園の城壁もここに
つながっていたわけです。
前門大街のロータリーの中にあるのが箭楼。
明代1439年に創建されたという歴史を持ちます。
もちろん、何度か焼失したこともありますが、再建されています。
正面の門だけに、皇族や貴族専用の門だったはず。
今ではそこに多くの観光客の姿を見ることが出来ます。
北側の天安門広場の敷地内にあるのが、城門楼。
現在では内部が改装されて一般公開されています。
この前門の下で面白いものを発見。
東西南北の方角が描かれ、その中心に
「0」と書かれています。
何だと思ってみてみると、「中国公路零公里点」。
中国の道路の0キロの基点がここだっていうんです。
まさしく中華の中心。
この上に立って写真を撮っている人もたくさんいました。
前門を通って天安門広場の中へ。
毛主席紀念堂とかも前回入っていませんが、
今回もスルー。
そのまま北側の天安門まで。
と思っていましたが、気になる風景を目にしたので、
シャッターを。
国旗掲揚台の警備の衛視が日傘を使ってるんですが、
それがちょうど、天安門にかかっている肖像画の
真下に当たっていて・・・。
まるで彼を避けるための傘のような・・・。
って、あんまり書くと検閲に引っかかって
閲覧不能になるかもしれないので、やめておきます。
そのまま天安門をくぐって、故宮に行っても
よかったんですが、ちょっと寄り道していきます。
西長安街を西側に。
天安門から1ブロック西に行ったところにあるのが新華門。
紫禁城の西側に広がる湖の南側にある門です。
その湖のほとりに何があるかといえば、中南海。
中国中央政府の施設です。
日本で言えば、ここが霞ヶ関。
その門の先に書かれているのが、「為人民服務」。
人民の為のサービスをっていう標語。
日本でも公僕っていう言葉がありますが、
役人の心構えを書いています。
ちなみに、この標語の存在を知ったのは、某雑誌の表紙。
本当にそうか?っていう皮肉的な記事でしたけどね。
門の右側にはこんな標語も。
やっぱり毛沢東思想万歳なわけです。
そして、ふたたび西長安街を東に、
天安門に向かって戻ります。
気がつけば、時間も3時過ぎ。
故宮博物院は5時閉院。
じっくり回ろうと思っていたのに、時間が足りないかも。
やばい、やばい。
このあとは、結局駆け足で故宮博物院を回ります。
続きは別の記事にて。
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