嘉峪関・敦煌シルクロードの旅 2010/8/13 嘉峪関 [旅行記(中国編)]
それでは、グランパスの首位で気分よく、
この前の旅行記を書くことにします。
まずは初日の嘉峪関から。
結局、西安からのフライトは1時間遅れ。
突然搭乗口が変更になって、俺がそれを知った時には、
いきなりFinal Call。
なんじゃそれって、突っ込みながらも、変更された搭乗口へ
走りましたよ。一応ね。
でも、まだ搭乗開始すらしてなかったですけど。
シルクロードの出発点、西安を飛び立った飛行機の
窓から見える景色は、一面の砂漠。
タクラマカン砂漠を掠めながら、嘉峪関空港に着陸しました。
地方空港のお約束。
タラップを降りて空港施設まで歩いていきます。
空港から見える風景がこんな感じ。
明代にシルクロードの関所として築かれた街ですが、
今では鉄鋼の街という側面も持っているようです。
遠くに煙突がたくさん並んで見えます。
どれだけ西に来たかというと、空港の表示板に
経度が書いてありました。東経98度20分です。
上海が121度ですから、20度分以上です。
経度15度で時差1時間ですからね。
経度だけで行くと、バンコクあたりよりも西にいたことになります。
一日2便しかない嘉峪関空港のロビーは駅の待合室に
ちょっと毛の生えた程度。
リュック一つで来ていて、預け荷物もないので、
さっさと素通りして、タクシー乗り場へ向かいます。
が、しかしです。こんなにたくさんタクシーが並んでいるのに、
乗せてくれません。
ホテルの名前を告げて乗ろうとしても、いや駄目だ、
あっちに乗れ、いやこっちだと。
よくよく聞いてみると、メーター制じゃなくて固定料金で、
乗り合いで街中まで行くってことみたい。
折角、早めに出てきたのに、待たされたから、
多めに金を払うから早く出せと言ってみてもなしの礫。
結局、そんな乗客が3人集まって、ようやく出発してくれました。
運賃は50元。
乗り合わせた乗客は地元の人っぽい人と、
西安からのビジネス客っぽい人。
西安からの人が運転手と話していて、
この時期って、日本からの旅行客が多いでしょう
なんて話をし始めたので、実は俺も日本人だよ。
上海に住んでいるけどねとカミングアウト。
西安の人、地元の人と順番に送っていって、
俺のホテルに着きました。
後で土地勘が分かってから気づいたけど、
ちょっと遠回りされてましたね。近くまで来ていたのに、
地元の人を送りに遠くまで行って戻ってきた感じ。
まあ、固定料金だし関係ないといえば関係ないですが。
ここが今回泊まったホテル。
酒鋼賓館。鉄の街っぽいホテルでしょ。
調べてないですが、隣街の酒泉に拠点のある
鉄鋼会社の系列かなんかじゃないんでしょうか。
時間はまだ4時半。
日が暮れるのはまだ先なので、これから観光に出かけようかと
思っていたんですが、空港から乗ってきたタクシーの運転手
(お姐ちゃん)が今から行くと暑いから明日の朝にしなよ。
早朝に迎えに来てあげるから。なんていうので、予定変更。
まずは、バスターミナルに行って、翌日の切符を購入。
普通は11時半のバスもあるんですが、この日に限って、
8時、9時、14時半の3便体制。
8時とか9時じゃあ、何も観光できないので、14時半を
お買い上げ。
ちなみに、バスターミナルの待合室内にはビリヤード台が
置かれてました。
あとはすることがないので、ふらふらと。
バスターミナルの向かいの建物に日本のアニメが
書かれていたので、のぞいてみるとゲーセンでした。
そこの横の道が歩行者天国になって、市場になっていました。
やっぱり旅にでると、市場です。
ひまわりの花。
こっちだと、ひまわりの種は立派な食べ物ですからね。
たくさん並ぶ瓜。
ここからちょっと行ったところにあるハミという場所の
名前を取ったハミ瓜です。メロンの一種ですね。
野菜や果物だけじゃなくて、肉も売っています。
こんなところで裁いてくれますが、食べたくないですね・・・。
おっと思ったのがこれ。豆腐屋です。揚げもあって
こんにゃくまで。
これもシルクロードを伝わってきたものでしたっけ?
そうそう、この路地の奥でもウイグル系の人たちが
ビリヤードしてました。一大娯楽なんですね。
こんなにみずみずしい果物がならんでいると、
少し食べてみたい気持ちになりました。
路地にいたロバ。
やぱり中国ですね。路地で将棋をしてました。
上海でも西域の人が売っている鹿の角も。
やっぱり本場に近づいた感じですね。
一旦ホテルに帰ったのが7時です。
でも、まだまだ外は明るいです。
感覚は6時ですからね。
でも、体は中国時間になっています。
とりあえず、晩御飯を食べようと小吃街へやって来ました。
この大屋根の下、両サイドに店舗スタイルのお店が並んで、
真ん中にはフードコートのような形でお店が並びます。
何にしようか2周ぐらい、悩みながらぐるぐる
回っちゃいました。
串焼きの店も多かったんですが、市場で肉の状態を
見ちゃったので、ちょっとパス。
結局この麺屋に決めました。
食べたのは炒面片。
麺といってもパスタで言うペンネみたいな麺。
こねた生地を削りきった塊をゆでて野菜と炒めたもの。
具沢山で結構おいしかったです。
翌日、胃腸にちょっときましたが、それも想定範囲内です。
ちなみに、お供のビールは黄河ビール。
甘粛省の省都、蘭州で作っているビールです。
これであわせて10元っていうから安いもんです。
8時半でまだ明るい西の空ではありましたが、
朝も早かったし、お腹一杯になったしってことで、
おとなしくホテルに帰って、さっさと寝ることにしました。
今思うと、この日はただ単に序章にしか過ぎない
一日だったんですね。
それでは、翌日以降はまた別の記事で。
つづきはこちら。
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