再び、黄浦江を歩いて渡ってみたい [上海街並探訪]
この週末のお話です。
久々に天気がよかったので、ちょっとお出かけしてきました。
向かった先は盧浦大橋。
そう、去年の正月に行ったことのある、あそこです。
2010年と言えば、南アフリカワールドカップでも
ありますが、上海万博です。
5ヵ月後に迫った開幕を前に、会場がどうなっているか
気になったりもしたので、行ってきました。
登橋券の料金も、更に値下げされ38元になっていました。
かといって、客が少ないわけでもなく、日本からの
ツアー客のバスも停まっていたりして、それなりに
新たな定番になりつつあるようです。
去年は一組に一人、係員がついてくれましたが、
今回はそんなことはなし。やっぱり人が増えている
証拠ですね。
エレベーターの係員のお兄ちゃんが、「今日は天気がいいから、
景色もいいよ!」とうれしそうに教えてくれました。
そりゃ、そうだよ。だから俺も来たんだもん。
もっとも、同じようなことを考えた人はたくさんいたみたいで、
一眼レフを抱えた中国人が大勢橋を登っていましたね。
13階相当の高架橋に立って、目に入ってくるのが工事中の
万博会場。去年来た時には、まだ荒地だったところが
パビリオンっぽくなっています。
江南造船所があったところも、すっかり取り壊されて、
万博会場として生まれ変わっています。
この赤い星のついた由緒正しそうな建物は、破壊されずに
そのまま残されたようですね。
でも、ここも万博会場の中のようですが。
盧浦大橋アーチの手前には、上海万博マスコットの
海宝の像が建ってました。
ここの前がちょっと広くなっていて、団体写真の
撮影スポットと化していました。
そして、いよいよ367段のアーチの階段。
調子に乗って、勢いよく登ったら、しっかり脚が痛く
なっちゃいました。
高さのイメージを知ってもらうために、同じ中国館を
撮った写真を比べてもらいましょう。
道路のレベルから取ったのがこれ。
まだ、横から見た感じがします。
アーチの上から取ったのがこれ。
上から見ているっていう感じがするでしょう。
中国館とかがある浦東東側だけじゃなく、西側の
建設も進んでいるようです。
逆光になっているので、よく見えないかもしれないですが。
浦西側の様子がこちら。
去年の正月にはもやっぽくて、よく見えなかった
南浦大橋もこの日はよく見えました。
イメージ、盧浦大橋のふもとのあたりから、南浦大橋の
ところまでが、万博会場になるわけです。
下にあった模型地図をみてみても、ほらこの通り。
となってくると、南浦大橋からも万博会場を眺めてみたく
なってきました。じつは、こっちも歩いて渡れるという話を
聞いたことがあったので。
それで、地下鉄で二駅の南浦大橋にも行ってきました。
ここで降りる時は西側の布市場に行く際が多いのですが、
今度は東の川側に。バスターミナルの向こう側に、
この看板を見つけました。
この矢印に従って、橋の真下に入ってみると、
タクシーも停まっていて、チケット売り場っぽくなっています。
きっとここに違いないと、進んでいったのですが・・・。
なんだか、シャッターが半分閉まっています。
しまった、今日は休みか・・・。と思って近づいてみると、
なんと、10月23日で、改修のため開放が停止になって
いました。残念。
もっと早く来るべきだったんだ・・・。
でも、空気が澄んだいい日もなかったよなと、
自分を慰めたりして。
ちなみに、こっちの登橋料は10元。
そのまま道路の脇を歩くだけっぽいですが、南浦大橋
のほうが、お得な値段設定になっています。
仕方がないので、再開した時に、再訪することにします。
このまま帰るのも癪に障るので、南浦大橋の麓の辺りを
ふらついていたのですが、あることを思いつきました。
そのあることとは、この南浦大橋の近くからも黄浦江横断の
渡し舟が出ています。そこから万博会場を眺めるって
いうのもいいんじゃないかって。
少し歩いて陸家浜路渡口まで。
ちょうど船が着いた時で、写真を撮っていたら出発しそうに
なったので、走って駆け込み乗船でした。
0.5元のクルージングの開始です。
船首が南の方を向くと、見えてきました。
万博会場です。
日が傾いてきて、逆光になるので、中国館の赤も
あまりよく分からないですが。
この上を歩いてやろうと思った南浦大橋の下を
くぐって、真上に眺めています。
いつもは車で渡る橋をこうやって眺めるのも、たまには
いいものですね。
そうこうしているうちに対岸の南碼頭渡口に到着。
ちなみに、この南碼頭渡口はただいま改修中。
場所的に、万博のアクセスポイントにもなりそうだから、
周辺も工事だらけ。次回来ることがあったら、
完全に見違えるようになっているんでしょうね。
こうやって見ていると、本番を迎える準備が着々と進んでいる
万博会場。もちろんまだ完成していませんが、突貫工事の
得意な中国人のことですから、なんとか間に合わせるんでしょう。
完成した頃に、南浦大橋から、その様子を眺められたら
なんて思っています。
他にもいろいろ写真を撮っていますので、それは
ソネフォトの方をご覧くださいませ。
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