北京オリンピック観戦紀行 天津編その2 2008/08/11 [北京オリンピック]
いやいや、スポーツの秋ですね。
今年のスポーツと言えば、オリンピックです。
オリンピック観戦紀行の天津編の続きです。
(ここからの続きです。リアルタイムの日記はこちら。)
ホントは午前中のフライトで上海に帰って
午後から仕事をするつもりだったんですが、
最初に予約していたフライトがキャンセルになって、
午後のフライトに振り返られたので、予定変更。
天津観光してから帰ります。
中国第4の都市であるものの、港を構え、
商業で栄えたこの天津。たいした観光スポットが
あるわけではありません。
天津駐在の先輩に、前日に聞いたお勧めスポットに
とりあえず向かいました。
その場所がこの古文化街。
清代末期の街並みを再現したショッピング街です。
でもね、上海在住の日本人が買うものって、
あまりないんですよね。
中国雑貨はどこでも一緒だし、まさか、
北京オリンピックグッズなんかも買えないし。
古文化街の真ん中に立派な門構えの建物が
ありました。それがこの天后宮です。
今では天津市民俗博物館を兼ねているこの地ですが、
かつては「娘娘宮」と呼ばれ航海の安全を守る海の女神
媽祖を祀った廟なんです。
さすが、交通の要所です。
でも、この馬に乗った猿ってなんなんでしょ。
屋根の上の珍獣は分かるんですけど。
この正殿が娘娘殿と呼ばれて、媽祖を祀っている
ところです。
天后宮から出て、古文化街で少しお買い物。
何かないかな?と思っていたら、こんなものを発見。
ちょっと不細工なドラえもんの凧です。
いろんな意味で、中国を象徴してるようで。
ここで買ったお土産がこれ。
パンダのマトリョーシカ。
別に天津で買わなくてもよかったんですが、
地球の歩き方か何かに、中国のおみやげとして
書かれていて、ほしいなと思っていたものを
ここで見つけてしまったので。
5体セットにしましたが、サイズと何匹ついてくるかで、
値段が変わります。
もちろん、最後に値切って買いましたけどね。
戯楼を通り抜け、天津の街を貫く海河沿いに出ました。
ここで、天津の印象が変わりましたね。
日系の企業も結構出ているし、歴史もあるし、
もうちょっと、クールな街だと思っていたんですが。
川沿いにある看板。
ここにはNo Fishing No Swimingと
書かれています。
でも、その看板の後ろで、まったく気にせず、
釣りをするおじさんの姿。
そして、川に目をやると、浮き輪まで使って、
確信犯的に泳いでいる人の姿。
観光船がやってきたってお構いなしです。
次の橋に向かって歩いていこうと思ったところで、
更に前方に怪しい人影を発見。
よーく、見てみると。
え、この人たち・・・。
全裸の子供と、パンツ一丁のお父さん。
いくらなんでもこの親子はないでしょう。
そもそも、この水の川に入りたいかっていう
根本的な問題もありますが。
天津って、恐ろしい街だと思いながらたどり着いたのが、
獅子林橋です。
ここには合計184頭の獅子がいます。
橋頭にあるレリーフ。
更には石造りの獅子。
そして、欄干の上には一体一体形の違う
獅子たちが。
上を向いてみたり、下を向いていたり。
子連れの獅子もいたりして。
その獅子林橋を渡って、海河を越えたところに
あるのが望海楼教堂です。
清朝末期、アヘン戦争の敗北により開港された
天津。市内各地が列強各国の租界となり、
フランス租界に立てられたのがこの望海楼教堂。
この教会をめぐって、現地住民と間で紛争が起こり、
フランス領事館が焼き討ちにあってしまう。
その排外運動の高まりが義和団事変へとつながっていく。
そんな世界史の一ページと関係のある。そんな場所です。
ここから、東馬路を通り、文廟に行く。
そんな予定だったのですが、ガイドブックに書かれている
場所近くに行っても、それらしき場所にたどり着かず。
変わりに、マンションだか何かの工事が行われているよう。
さすがに、文廟を壊してマンションってことはないとは
思うんだけどもね。
6月の北京に引き続いて、どうやら俺は文廟に縁が
ないようです。
無駄に歩いてしまったので、そのまま西に足を進めて、
鼓楼商業街へ。ここも復元されたショッピング街。
せっかくなので、天津名物のお菓子、麻花児を
ここで買いました。空港でも同じものを売ってるんですけどね。
かつての天津城の中心となる鼓楼を拝んだら、
ランチタイムです。
タクシーに乗って、天津狗不理総店に向かいます。
狗不理包子で有名なこの店。
田中角栄も訪中時に来たことがあるみたいです。
写真が飾ってありました。
2階がまともなレストランスタイルで、
1階がファーストフードスタイル。
二人ということもあったので、1階で
88元の狗不理精品セットです。
やっぱり、オリンピック観戦がメインの旅とは言え、
その地の名物は食っておかないとね。
この日はまともなハイアットに宿泊だったので、
ホテルに預けてある荷物をピックアップしてから、
空港へ。
天津濱海空港は去年出張で一度来たことが
あったけど、見違えるほど立派な空港になってました。
去年はちゃっちい地方空港でしかなかったんですけどね。
オリンピック開幕直後にも関わらず、俺的には
いきなりクライマックスを迎えたようなそんな2泊3日の
観戦旅行がこうやって終わりました。
でも、北京オリンピック観戦はまだまだ終わらなかったんですけどね。
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