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バンコクでの結婚式 [旅行記]

結局、昨日の帰りのフライトでは、機内食を配り忘れられるという
トラブルに見舞われました。
隣の人がハラルだったので、タイミングが違うのは
分かっていたんですが、周りの普通食の人たちも
みんな食べだしているのに、俺のところに来ない。
にも関わらず、飲み物何がいいか?って聞きにくるから、
そんなことより食事来てないけどって言ってやったら、
血相変えて、Sorryって言いながら、ビジネスの残りの
食事を持ってきましたよ。

TGさん。何か俺に恨みでもありますか?
友人が幸せになった分、俺をとことん不幸に落とそうっていう
そんな魂胆か・・・。

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それでは、土曜日の結婚式がどんな感じだったかのレポートです。

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タイの結婚式の朝は早い。
朝7時から最初の式がスタートです。
最初の式が、日本人の感覚から行くと、結婚式だけど、
タイ人からすると、婚約式。ンガーン・マンです。
結婚するって決まっているから、呼び集められている俺らだけど、
ンガーン・マンは新郎が新婦に求婚するところからスタートです。

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新郎側の参加者が、持参の品々を手に、列を成して入場。
式場が一応、新婦の家っていう前提で、新婦の親戚が
金のロープで通せんぼをして待っています。
そこを、新郎がいかに新婦を愛しているか、幸せに
するかを説いて、許しを請いながら進んでいく。
OKをくれた人には、お礼って言うことで、ご祝儀袋を
渡すんだけど、もっとくれないとOKしないよっていう
おばちゃんがいたりで、新郎が用意していたご祝儀袋が
足りなくなったりする始末。
渡した袋を回収して、なんとか配っていましたけどね。

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ホントはそこらへんの寸劇っぽいところの写真も
撮りたかったんですが、新郎の友人として、
結納金を持っていく係りに任命されたので、
両手がふさがっていて、撮影できず。
面白い光景だったので、ちょっと残念ですけどね。

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ちなみに、持参の品々は、日本円とタイバーツそれぞれの
現金の札束の山。金の延べ棒、そしてお菓子の山。
新郎新婦の指輪も一緒に持って入ります。
現金はあわせて44万バーツ相当だったり、金の延べ棒の
重さとかも、タイの縁起のいい数字で決められていたり
するそうです。

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新郎からの求婚が認められると、式がスタート。
最初にいきなり、指輪の交換から。
日本だともうちょっと後かなと思うけど。
新郎が日本出張のタイミングでオーダーメイドで作って
来たっていう指輪ですが、デザインの話をしている
間に材料のプラチナの相場が急上昇して、予算の倍かかったって
嘆いてました。
他にもいろいろ金がかかっていそうな感じですけどね。

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その後、持って入場してきた品々を新婦の
ご両親に差し出します。そこらへんは日本の結納と一緒ですね。

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続いてが、年上の人生の先輩達にお茶を振舞いながら、
結婚の報告をして、許しを受けるという儀式。
この返礼として、品物だったり現金だったりが
新郎新婦に渡されます。新婦の親からは、さっきの
現金の山の一部が結納返しとして渡されていました。

タイの風習だと、これ以外に水で手を洗う儀式も
あるらしいですが、新婦が華僑系だからやらないって言ってました。

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これで、婚約式はほとんど終わり。
次は何だろうと思っていたら、テーブルと椅子が
用意されます。
聞くと、これから結婚届の手続きをするらしい。
日本でも、式の時に届けにサインをするのを見たことが
ありますが、タイではなんとその場で手続きそのものが
出来るらしいです。出張料金200バーツ(600円)を払えば、
役所の人が式場までやってきて、その場で手続きを
やってくれるんだって。
新郎側新婦側それぞれから証人も出して、みんなの
目の前で、晴れて新郎新婦の結婚が認められました。

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婚約式って言っているくせに、もう結婚しちゃったじゃん、
って、ふと思ったりもしましたが、めでたいからそんな
細かいことはどうでもいいことにしましょう。

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11時半からが二つ目の式。
タイ人の感覚ではこれが結婚式。
ンガーン・テーンガーン。
でも、日本人の感覚ではこれは披露宴。

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食事は新婦が華僑系ということもあり、中華料理のコース。
何も、バンコクに来てまで、中華かよっていう心の叫びも
ありましたが、新郎から事前に聞いていたので、
仕方がないですね。まったく。

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日本と違うところがいくつかあります。

まずは目に見えるところから。
日本だと、新郎新婦が一番高いところにひな壇のような
所に座っていますが、そんな高砂がないんですよね。
ホントは各テーブルを回るから、席自体ないらしいんですが、
今回は少しは食事を取りたいっていうことで、真ん中の
テーブルに二人の席を作ってました。

座席についても、日本みたいにしっかりと座席表が
決められていません。とりあえず、どのテーブルかを
受付で言われて、テキトーに座る感じ。
日本だと座席表見ながら、顔と名前を一致させようと
しますが、それも出来ないんですよね・・・。

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続いて進行面。
日本だと、新郎新婦入場で式がスタートして、
祝辞が何本か入ってから、乾杯で食事開始。
バンコクだったら、席に着いたら飲み物が運ばれてきて、
各自飲酒スタート。
人が集まってきたら、新郎新婦入場前に食事が運ばれてきて、
これまた各自勝手に食事スタート。
その後、新郎新婦が入場してきてから、改めて
新婦のおばあちゃんの発声で、乾杯。
その後の祝辞の後にも乾杯したから、「乾杯」は計4回。
飲食開始の合図としての乾杯ではなく、みんな一緒に飲みましょう
っていう、そんな乾杯でした。

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終わりも、デザートが出る前に、新郎新婦が
お礼の挨拶をして、先に退場。
出席者はデザート食べてから、帰りたいタイミングで
適宜帰るっていうそんなスタイル。
新郎新婦は式場の外で、帰る人を見送るために待っていたんですが、
なかなか俺らが出てこないので、結局中に戻ってきて、
飲んでましたけどね。

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夜の宴の開始は18時。
3時間ちょっとの空き時間。
昼寝しようかなっていう衝動にも駆られたんですが、
バンコクに来て、ホントに式だけになっちゃうなと
思ったので、駆け足で観光に出かけました。
このことは、また別の機会に。

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夜の宴は、日本の感覚だと、二次会ですが、
タイだとこれが披露宴っていうことになるそうです。
場所は俺が泊まったアスコットのプールに隣接する
バーを貸し切って。
一番宿泊者が多い、昼間の式をやったペニンシュラからの
バスが、違うホテルに間違って行っちゃったなんて
トラブルもありましたが、まあまあマイペンライ。

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ここは日本と同じ感じで、双方の職場の上司が
スピーチしたり、ビンゴ大会をやってみたり。

ホントは、ここでお開きだったんですが、
新郎新婦も泊まるペニンシュラのバーでもうちょっと
飲もうかって言う話になり、またしても移動。
ホントは寝る前にタイマッサージにでも
行こうと思ってたんですが、12時過ぎまで
飲んでたので、ホテル近くのマッサージ屋は
もう閉店しちゃってました。残念。

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けども、今回日本から参列したのは20人以上。
タイの流儀に従って、「お車代」無しの、みんな自費での
参加です。メンバーとしては、やつの大学の友人と旅仲間。
以前、タイに出張に行った時に、一緒に飲んだことがある人も
いたりで、彼を中心に人がいろいろ繋がっていくんだなぁと痛感。
大学時代からの親友がスピーチでも言っていましたが、
そうやって周りに人を集める、集まってくるっていうのも
彼の才能なのかなぁ。
そういう俺も、ほとんど式の為だけにバンコクまで
行っちゃったわけだし。

新郎新婦のお二人さん。
末永く、お幸せに。

 

ザ ペニンシュラ バンコク


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