ウンがついた一日-ウルワトゥ バリ島 2008/2/8

バリ島旅行記の続き。3日目です。

前の日に、バリ島をぐるっと回ってきたので、 この日はゆっくりしようかと。

レストランで朝食取っていたら、小鳥のお出まし。 ご飯を取られるかと気にしていたら、逆に椅子の肘掛に 落し物されちゃいました。 おかげで、ヨメのシャツにしみがついたりして。

それにしても、さすがリゾートホテルですね。 朝食の時から、ダンスのお姉さん登場です。

朝からぱらっと雨が降ったんですが、どうやらその雲も遠ざかり、 それなりの天気になりそうなこの日。 折角南国に来たっていうことで、ホテルのプールで過ごそうかと。

ここ、ザ・リッツ・カールトン・バリのプールは2段式。 上段が1.2メートルで、下段が2メートル。

上段の端にもたれながら、海を眺めていると、 まるで、インド洋を独り占めしているような気分も 味わえます。

10時前からプールサイドにやってきて、

カクテル飲んで、

ビールも飲んで。

ランチもそのままプールサイドでピザを食べて。 その名もピザ・バリ。 ハムとパイナップルのピザですね。

結局、3時前までプールでいたんですが、 パラソルからはみ出していた右半身が 余計に日焼けしてしまいました。 明らかに、左右非対称。特に右足が真っ赤。

夕方からは、またしても車をチャーターしてお出かけです。 前日とは別の会社に電話して、「ウルワトゥ・ケチャックダンス・ シーフードディナー　ツアー」に申し込み。 ちなみに、料金は日本円建て。年末に日本に帰った時の、 残りの日本円が財布にあったから良かったけど、 普段だったら、持ってないからね。 アジアの観光地での日本円の力を久々に痛感しましたよ。

4時にピックアップが来たんだけど、ちょっと時間が早いねと 言われ、またまたお土産屋さんに寄り道を。

またまたバリ猫を買っちゃいました。

 

それから気を取り直して、ウルワトゥ寺院へ。 ここはバリ島南部、バトゥン半島の最西端に当たるところ。 その岬の突端に、10～11世紀に創建された ウルワトゥ寺院が鎮座します。

ここにも、ウブドと同じで、多くの猿が棲みついています。 ウブドよりもいたずらっ子で、注意してくれって ガイドさんが言っていました。

そんな話を聞きながら、崖のてっぺんの寺院の本殿 まで行こうとしたら、何だか騒がしい。 どうしたのかなと思ったら、一匹の猿が、観光客の サンダルをくわえてしまったんですね。

そうなると、ガイドさんが自分の持っているお菓子を 猿に投げて、サンダルと交換。 猿もこうしたらお菓子をもらえるって知恵がついてきてるので、 人の持ち物を盗るらしいです。 気をつけないとね。

崖のてっぺんに本殿。 もちろん、異教徒は中には入れません。

でも、この崖から見下ろすインド洋。 心が洗われるような思いで、ここに寺院が建立されるのも 分かる気がします。

ここウルワトゥ寺院の目玉はケチャックダンス。 もともとのヒンドゥー教の伝統舞踊に1930年代に ドイツ人演出家により味付けされて現在の形になったという。

数十人の男たちの声だけによる伴奏。 ケチャケチャケチャケチャ♪とひたすら続く。

森に迷い込んだラーマ王子とその妃シータに 忍び寄る悪の大王ラワナの邪悪な影。 そして、それを助ける白い猿の将軍ハノマン。

こうやって、ケチャックダンスで盛り上がっていると、 西の空が、少しずつ赤く染まってきました。 そう、ここウルワトゥ寺院のもう一つの目玉は、 インド洋に沈み行く夕日。 乾季なら毎日楽しめるのですが、今は雨季。 半分あきらめていたのですが、ちょうど西の空の雲に 切れ間が見え始め、ちょうど太陽が顔を出し始めます。

ちょうど日が沈むタイミングは、雲に隠れてしまったのですが、 その直前までは赤く輝く夕日。

今朝の鳥の糞で運がついたのか、いいものが 見られました。

こうやって、夕日に目を奪われている間にダンスも 徐々にクライマックス。

囚われたラーマ王子とシータを助けにいったハノマン将軍も 抵抗むなしく囚われてしまう。

そこでクライマックスのファイヤーダンス。

囚われて焼かれることになったハノマン将軍の反撃が 始まります。

火を蹴散らしながら、ハノマン将軍の反撃。 大王ラワナをやっつけます。

途中、急な雨に降られたりもしましたが、折りたたみ傘を 持っていたので、なんとかしのぎきりました。 耐えられない人が急いで帰っていったので、終了時の ピーク緩和には助かったかな。

6時開演ですが、早めに席に着いたほうがいいですね。 始まってから入ってくる人も結構いましたが、 お互いに気分のいいもんでもありません。

おすすめは、円形劇場東側の正面。 ダンスを正面で見られるし、そして何よりも 沈む夕日も正面で見られる。 ガイドさんに教えてもらってこの場所とって正解でした。

 

ウルワトゥ寺院

ケチャックダンスの後は、ジンバランに戻って、 ビーチサイドでシーフードバーベキュー。

夜の海を見ながらのディナーです。

雨季でスカッと晴れることはないものの、 午前中はプールでくつろいで、夕方はきれいな夕日を 眺められて、しっかりとリゾートを満喫した一日でした。

 

イカン・バカール・ジンバラン

    翌日につづく

タグ：インドネシア バリ島

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by 週刊バリ島マガジン (2009-05-07 14:20)