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地下鉄4号線で布市場 [上海街並探訪]

今日の上海は冷たい雨。
出かけたくない気分でしたが、ヨメとお買い物。
向かった先は布市場。
今までも985番のバスで行けましたが、地下鉄新路線の
探検を兼ねて、地下鉄にてお出かけです。

布市場の最寄り駅は地下鉄4号線の南浦大橋駅。
世紀大道駅で乗り換えて、内回りで行く方が近道ですが、
今日は回り道をして、行ってみました。

まずは、うちから地下鉄2号線に乗って、人民広場駅へ。
もともとここは1号線と2号線の交差する駅で、乗り換えが
不便で不評の駅だったんですが、今回の新路線開通にあわせて、
駅の改装工事も行われ、乗換えが便利に。

新しいエスカレーターもたくさん出来たし、
連絡通路も広くなったし。

これで、無駄に遠回りさせられたり、人にぶつかりながら
進むっていうことは、なくなりそうです。

人民広場で乗り換えたのが地下鉄8号線。
昨年末に開通した新路線の一つです。

2010年の上海万博の会場にも直結する8号線。
「C型車両」と言われる、幅2.6mの車両が使われています。
普段と一回り小さいので、何だか違和感も感じます。

続いて、西蔵南路駅で、地下鉄4号線に乗り換えです。
ここ西蔵南路駅は乗換えが非常に便利。
ほとんど十字状に2路線が交差していて、ホーム中央の
階段を1フロア分だけ上り下りするだけ。

実際のところは、こうやって、矢印に従って、歩くだけ。

4号線に乗り換えて、外回りで一駅進んだところに
今日の目的地、南浦大橋駅があります。

ちなみに、南浦大橋駅をすこし過ぎたところが、かつて工事で
陥没事故が発生したところ。
駅コンコースにはその試練を乗り越えて建設に至ったことを
称えるモニュメントがあります。

そんなこんなで、この南浦大橋駅は地形的にも、地質的にも
工事の難しかったところ。横に広く場所を取れなかったので、
とことん深く掘ってあります。そのためか、内回りと外回りでは
違うフロアにホームが設けられている2階建て構造になっています。

エスカレーターだとか、階段がちょっと複雑かも。

3号口から外に出ると、ちょうど目の前には高架の
南浦大橋のループ橋。おそらく、この地下には高架の土台の
基礎工事もされているだろうから、よく地下鉄なんて走らせる
余裕があったなと思うね。
聞いた話だと、橋の位置と地下鉄のトンネルは50cmしか
離れていないらしいけど。

そして、陸家浜路をすこし西に進むと待っているのが布市場。
正式名称は上海南外灘軽紡面料市場
でも、上海の日本人の間では、「布市場」の名前で通っています。

3階建ての建物の中に、小さなお店がいくつも並ぶ形。
布市場と言うからには、ここで売られているのは「布」そのもの。
もちろん、それだけじゃなくて、売られている布を使って
服をオーダーメイドすることができる。

ご存知のように、コピーする技術は高い人たち。
ブランドのタグにこだわらなければ、気に入った形の服を、
生地代+αの値段で買えるとあって、上海の太太(たいたい=奥さん)
連中ではお気に入りの場所。もちろん、男だって、スーツとか、
シャツをここでオーダーメイドで作っているっていう人をよく聞きます。

店頭に並んでいるサンプル(?)や、他の人が頼んで
出来上がっている服を手に取り、これと同じような服を
この生地使って作ってくれっていう感じでオーダー。
もちろん、ファッション雑誌も置いてあって、それを見ながら、
注文することも出来るみたいです。

今日は、俺とヨメそれぞれのコートをオーダーメイド。
ヨメは更に、パンツも一枚。
値段はもちろん、応交渉です。今日は二人一緒に
ここで買うから負けてくれっていう感じで。

仕上がりは1週間後。期待して待ちましょう。

これで良ければ、スーツとか、シャツとかここで
どんどん作っちゃいます。
そうやって、どんどん俺も現地化していくんだろうな。

 

南外灘軽紡面料市場


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