女足世界杯 決勝 ドイツvsブラジル

ドイツが史上初の連覇を達成！

女足世界杯　女子ワールドカップ決勝　＠上海・虹口スタジアム
ドイツ女子代表　２－０　ブラジル女子代表
プリンツ(５２分)
ラウデール(８６分)

・FIFA公式
・JFA公式
・スポーツナビ
・日刊スポーツ

動員でない観客で埋まったスタジアム。
カナリア色のブラジルサポーターとドイツ国旗を掲げたドイツサポーターが
競うように応援の声を上げる。

立ち上がりから、どちらかというとブラジルペース。
前線のマルタ、クリスティアンが裏に抜ける動きを
見せながら、チャンスを作る。
GKにバックパスをするようものなら、必死に追いかけるし。
これがまた速い。
さすがブラジル。男子に負けず劣らず身体能力の高いところを
見せてくれる。

ドイツは左サイドのバーリンガーがフリーの場面を作る
ものの、シュートがミートしなかったり、足が一歩届かなかったり。

試合が動いたのは後半７分。
ドイツが前線でボールキープをして、真ん中でフリーのポジションに
なっていたブリンツへ。それを彼女がズドンと決めてドイツ先制。
さすが前回覇者。要所要所を押さえます。

これで流れはドイツかと思いきや、後半１８分、ペナルティエリアに
入ってきたブラジル選手をDFが倒してしまい、ファール。PKです。

これで、同点、振り出しだなと思っていたら・・・、
ドイツGKアンゲラーがPKセーブ。
彼女はネ申です。この直後の枠にいってるFKもセーブ。
結局、ドイツは今大会全６試合すべて完封ですからね。

今大会MVPマルタを中心に個人技中心、ドリブルで持って上がって、
機会を作ろうとするブラジル。しかし、同点に追いつくことが
できません。

逆に試合終了が近づいてきた後半４１分。
ドイツのコーナーキックからのボールをラウデールがゴール。

４分間のロスタイムも使って、ブラジルが反撃を試みますが、
そのまま試合終了のホイッスル。

ドイツイレブンの歓喜の輪が生まれます。

今日のヒロインインタビューはもちろん守護神アンゲラー。
文句なしの大会ベストGK賞受賞です。

クライマックスは表彰式。
メダル授与の後、ワールドカップがドイツキャプテン、
プリンツの手に渡されます。

ドイチェランド！徳国！の声で沸くスタジアム。
紙ふぶきが舞い、花火が打ち上げられる。

しかし、そのピッチ上ではブラジルイレブンも同じ時を過ごす。
今日の試合を支配していたのはブラジル。
今大会、１敗しかしていない。ただ、それが今日、決勝の場。
歴然とそこにある勝者と敗者の差。

得点女王でMVPにも輝いたマルタ。
表彰式の表情にはやはり曇りがありました。

ちなみに、決勝の前に行われた3位決定戦は４－１で
アメリカの快勝。ランキング1位の実力を見せ付けました。

女足世界杯　女子ワールドカップ3位決定戦　上海・虹口スタジアム
アメリカ女子代表　４－１　ノルウェー女子代表

・FIFA公式

アメリカの1点目と2点目を獲った、ワンバッハの得点に対する
嗅覚というか、センスというか、それには驚きですね。
ミドルシュートにわずかに触ってコースを変える。
リバウンドのボールに飛び込んでいく。
ゴールハンターっていう感じがします。

ノルウェーもボール支配をしてましたが、フィニッシュまで
いけませんでしたね。枠内シュートの数が全然違う。

ちょうど、俺らの隣に座ったのがアメリカ人親子。
その少年がフェイスペインティングしていていて、
格好の写真撮影のターゲットになってました。
って、俺も撮らしてもらいましたけど。

 

話を決勝に戻して、最後の場内一周のときに、
ドイツイレブンも掲げていました。感謝の横断幕。
なでしこの時にはいろんな話題になりましたが、
これは素直に受け止められるでしょう。

女子サッカーは今年ワールドカップで来年北京オリンピック。
上海で開催される男子サッカーは見に行こうと思っていましたが、
女子サッカーもチケット取ろうっていう気になりました。
今大会で名前を覚えた選手達が、１年後にどんなプレーを
見せてくれるのか。もちろん新しいヒロインにも期待です。

虹口足球場

コメント 1

無失点で優勝したドイツは強すぎました。
アンゲラーを中心とした組織だった守備はすごかったですね。
でもブラジルの個人技も見ていて惚れ惚れしましたね。

今回のワールドカップで女子サッカーの奥深さを実感しました。
予選でしたが生で見れて本当に楽しかったです。
by カシム (2007-10-01 09:46)