科技館でお買い物

10月の国慶節の長期休暇。
普通はどこか旅行に行くチャンスですが、
俺は日本に「出張」の予定。
仕方がないので、ヨメも実家へ帰る予定。

そんな今日は、日本へのお土産と旅行カバンをお目当てに
買い物に出かけました。

向かった先は亜太新陽服飾礼品市場。
地下鉄2号線上海科技館駅直結です。

もともと淮海路にあった襄陽服装礼品市場が激安市場の
メッカでしたが、そこが閉鎖されてから移ってきた場所がここ。
浦東在住の俺らにとっては近くて便利。

改札を出るとすぐに、「オニーサン、トケイトケイ。ロレックス」との
呼び込みに捕まるけど、無視して進むとそこに広がる市場。
いろんな服や、靴、バッグ、アクセサリーや雑貨が売られている。

今日はまず、お目当ての旅行カバンの品定め。
ヨメと同時に別行程で出かけるからキャリーバッグがもう一つ
必要というわけ。
同じような店が何店もあるので、品定めをしてから、そして価格交渉。
結局、最初の言い値が600元ちょっとだったのを
220元でお買い上げ。

その後は2人ともお土産になりそうな雑貨を何点か。

ここでのポイントは価格交渉。
定価なんてありません。
売り手の売りたい価格と、買い手の買いたい価格が一致して
価格が決まるというのが市場経済です。
って、ここは中国か・・・。
売り手もプロですから当然高めにオファーしてきます。
「金持ち日本人」相手ならなおさらです。
大体、言ってきた価格の1割くらいをカウンターオファーで
返すっていうのがいいですかね。それでリアクションを見て。
ここのいいところは、同じような店がたくさんあるってこと。
希望価格まで下がらなければ、そこで買わなければいいんです。
「不買（ぷーまい）」って言って、店を出ればいい。
もし、こっちの値段が販売可能な価格なら、店員が呼び止めてきますよ。
いろんな店で交渉してから一番安い店に戻ればいい。

でも、問題があって、それはここはそれなりに広いので、
いざどこかの店に戻ろうとしても、それがどこだか分からない。
似たような店がたくさんあるし。

そんなときに役立つのが名刺。
右上に店の所在ブロックが書かれているので、それを頼りに
戻ればいい。何を買って、何が安かったかを書いて保存すれば、
次回に来たときの時間の節約にもなるし。

ちなみに、ここにはブランド品のコピー商品、偽もの商品も
数多く売られています。それが中国の実態。
それを買うかどうかは、自己責任で。

亜太新陽服飾礼品市場