ミュンヘン [映画観賞記]
昨日の夜に映画を見てきました。
レイトショーで1,200円。
本当は「博士の愛した数式」を見ようと思ったんだけど、
先に原作本を読んだことのあるカノジョに却下されちゃった。
本で感動したから、そのイメージを大切にしたいんだと。
仕方がないから、別の機会にひとりで見よう。
で、観たのがこちら。
ミュンヘン(Yahoo!ムービー)(Yahoo!ムービー特集ページ)
トリノ冬季オリンピックが間もなく開幕のこの時期。
土曜日公開となったミュンヘンです。
1972年、ミュンヘンオリンピックの開催中に起こったパレスチナ人
テロリストによるイスラエル選手団殺人事件。
主人公アヴナーはイスラエルの報復チームのリーダーに選ばれ、
11人のパレスチナ人テロの首謀者たちを追っていく。
うーん。重い。
史実を基にしているとは言え、多くの人が殺されていく。
ずっと胃がキリキリする感じを払拭できなかった。
人は何のために生きるのか。
祖国とは何なのか。
人種とは何なのか。
家族とは何なのか。
守るべきものは何なのか。
映画を観終わってから24時間になる今でも、なんだか
葛藤が続く。
途中、パレスチナのテロリストのアリとの交流も
描かれているが、この話、視点を変えてみれば
アヴナーもただの殺戮者になるからね。
イスラエルの視点で描かれているからこそ、主人公でありえるけど。
エンディングシーンはニューヨーク。
バックにはイーストリバー越しに浮かぶマンハッタン島。
そこには、在りし日のワールドトレードセンターが建っていた。
この世に、「平和」が訪れる日は来るのだろうか。
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はじめまして!
TBありがとうございます。
こちらもTBさせて頂きました〜よろしくお願いします。
久々に心にグッとくる作品を見た気がします。
スピルバーグ作品は、軽くて今イチな印象だったのですが、
間違いでした!訂正します。
ぜひ、オスカーをっ取って貰いたいです。
by chizu (2006-02-08 10:59)